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【きちんと把握!】あなたのアロマは何アロマ?

こんにちは。アロマトローグ・自然療法士のクリストモミです。

あなたが知っている、あるいは実践しているアロマは、どんな種類のアロマでしょうか。
その「アロマ」の内容によってさまざまな流派や呼び方があります。
今日は、あなたのアロマがどんなアロマなのかをハッキリさせましょう!

目次

なぜハッキリさせた方がいいの?

アロマは今、広範囲をカバーしています。
同じ「アロマ」でも、あの人が指しているアロマと内容が違うことも多いです。
例えば、あなたがどこかで勉強したい、セミナーに参加したい、と思ったとき、「どのアロマ」かがわかっているとご自分の求めるものをすぐに手に入れられます。
だからどんなアロマがあるのかは知っておいた方がいい!

ではさっそく、アロマについて深掘りしていきましょう。

ここまで、私は「アロマ」ということばを使ってきましたが、正式名称は「アロマセラピー」あるいは「アロマテラピー」です。
すでに2つあるんですね。
今日はこの二大アロマの違いをお話しします。

カタカナにしてしまうとわかりづらいのですが、AromatherapyAromathérapie
英語かフランス語かの違いです。

英語のアロマセラピーフランス語のアロマテラピーの違いは、どこの国のアロマを学び実践しているかによって分かれるかと思います。
ただし、日本では英語とフランス語がミックスされている団体もあります。
英語かフランス語かだけでは内容までわからない可能性もあるので、しっかり中身もみてくださいね!

日本におけるアロマセラピーとアロマテラピーの違い

これはイギリス式アロマセラピーフランス式アロマテラピーと呼ばれることもありますね。

実際にイギリスで今行われているアロマセラピーは、私が住んでいるフランスのアロマテラピーとあまり変わりません。
でも、日本においては大きな違いがあるので、そこからみていきましょう。

イギリス式アロマセラピー=リラクセーション目的のアロマ
フランス式アロマテラピー=治療目的のアロマ

イギリス式は香りを嗅いでリラックスしたり、トリートメントに精油を使ったりするアロマセラピーです。

一方フランス式は不調の改善のために積極的に精油をからだに取り入れるんですね。
そのため、精油の化学成分について深く学ぶことが求められます。

フランスにおけるアロマテラピー

実は、Chat GPTにアロマテラピーについての基本的な質問を何度かしているのですが、イギリス式が医療でフランス式がリラックスという逆の回答ばかりするんです。
Chat GPTは日本語で質問すると日本語での検索をしてしまうので、もしかしたら日本のネット上の情報が実際とはちょっと違うのかも。
Chat GPTは結構間違いが多いのですが、指摘するといつも謝ってきます🤣

私はフランスでフランス語でアロマテラピーを学び、実践している立場として、Chat GPTには答えられない「経験」をここでお話ししたいと思います。

アロマはフランスで誕生しました。
ルネ=モーリス・ガットフォセというフランスの化学者が、1927年に『Aromathérapie』という精油についての本を出版したことで、この精油を使った不調の改善メソッドを「アロマテラピー」と名付け、広まったのです。

それまでいわゆるアロマはありましたが、それを指すズバリの名前がなかったんですね。
名前がつくと一気に概念がクリアになります。

その後、医師たちが精油を使って治療してきたことで、フランスにはたくさんの「治療の改善レシピ」が存在します。私が通ったIPALやFLMNEという学校もまた、医師や薬剤師、理学療法士などの医療従事者が先生となり、不調の改善のためのアロマテラピーを教えています。

ここまでは教科書通り。フランスで私はどんなふうに学んだ?

フランスには実はアロマテラピー専門の学校はとても少ないんです。
(これについてはまた別のところでお話しします。)
調べまくって「学校」レベルで教えてくれるIPALというところに入学しました。
1年に1回開校されるこのクラスには、当時15名のクラスメイトがいました。
驚いたことに、私以外すべてフランス人の医療従事者。
つまり、外国人で医療従事者じゃない私は完全に場違い!

授業は初日から化学。
ひたすら化学成分とからだのしくみ(解剖生理学)を学びました。
レシピもクラフトも教えてくれません。
1日6、7時間ずっと座学・座学・座学。

次のFLMNEはもっと本格的で、その他植物学、薬学、栄養学などをひたすら。

こういった学校を出た人は、自分の仕事に役立つプラスの知識を得にやってくるんですね。

・薬剤師ならお客さんにアドバイスできるように
・理学療法士なら治療に精油を使うために(私もフランスの理学療法士さんにアロマの授業をしたことがあります)
・自然療法士ならクライアントのアドバイスに役立てるために

つまり、すべて「からだの不調の改善」のための勉強であり、目的であるんです。

でもね、聞いた話でしかないのですが、イギリスでは治療のためにアロマセラピーが使われています。
つまり、フランスのアロマテラピーと同じような立ち位置なのです。

あれ、イギリス式アロマセラピーってリラクセーションだったよね?

とお思いのあなた。記憶力抜群ですね!
そうなんです。

「日本で」行われているイギリス式アロマセラピーがリラクセーション目的なんです。

これは、日本にアロマが輸入されたときに、イギリスの「リラクセーション(=トリートメント)」の部分が受け入れられたからです。
フランスのアロマも同時に輸入されているのですが「化学成分や医療知識を学ぶ」って、ハードルが高い。
多くの女性が「素敵、癒される♡」と好んだのがイギリス式だったというわけなんです。

今、日本ではイギリス式アロマセラピーも非常に普及して、誰もが「アロマ」ということばを知っているほどになりました。
そこで、アロマを学んだ方も差別化をはかりたいからなのか、フランス式アロマテラピーも人気が出ているんですね。

ちなみに「メディカルアロマ」という言い方がありますが、これはフランス式を指していると思っていいでしょう。
ただし、日本においてはアロマテラピーは医療としては認められていません。
ご自身が医師免許や薬剤師、看護師、理学療法士などの国家資格をお持ちの場合、アロマの知識がご自身の活動の役にたちますが、一般人が医療目的でアロマの仕事をする場合は注意が必要ですよ!

ひと昔は「メディカルアロマ」ということばをよく聞きましたが、最近はあまり聞きません。
医療従事者ではない人は、気をつけてくださいね。

日本ではイギリス式もフランス式もどちらも学ぶことができます。

個人的にはイギリス式よりフランス式の方が難易度が高いと思います。
難易度ということばに語弊があるならば、精油の化学成分、からだのしくみなど深い知識が必要になってきます。

まったくの初心者の方は、AEAJ協会が開催しているアロマ検定の勉強からしてみると、楽しくアロマが学べるかと思います。(検定を受けなくても、対策本を読むだけでもアロマがどんなものかわかりますよ!)

最終的にアロマの先生とか自然療法士などを目指すのであれば、あるいはすでに医療従事者で仕事にアロマを役立てたいのであれば、フランス式アロマテラピーを学ぶと近道ですね。

ということで、あなたの「アロマ」はどのアロマでしたか?

イギリス式フランス式アロマセラピーアロマテラピーメディカルアロマ、いろいろな呼び名がありますが、日本においては2つの目的で分かれているんですね。

①リラクセーション目的=イギリス式、アロマセラピー
②治療目的=フランス式、アロマテラピー、メディカルアロマ

まずはご自身が目指している、学びたいアロマがどちらなのか、そしてどんなふうに役立てたいのかに応じて、どちらか選んでくださいね。

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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