こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。
ちょっと上から目線で「イヤ」な感じのタイトルに聞こえるかもしれません。
でもちょっと待って!これは生徒さんと先生の双方がハッピーな関係をつくるために必要なことなんです。
これ、最初に設定しておけば、誰も傷つかないし、満足度があがることなので、ご興味のある方は読み進めてくださいね。
生徒さんを選ばないとどうなるの?
多くの人にとって「選ぶ」のは生徒さん側であって、先生は「選ばれる」ものだと思っているかもしれません。
実際にそうです。
悲劇とは「生徒さんからの不満」「クレーム」です。
きっとアロマ講師をやっている中で経験があるかと思うのですが、来てくださった生徒さんが「前に習った先生」についてお話しすることがありませんか?
「とてもいい先生だった」という感想もあるのですが、8割は「授業や先生に不満があった」という訴え。
だから、アロマを学び続けたいけれど、スクールを変えたいと思い、あなたのところにやってきた、と言うわけ。
もしあなたで満足しなかった場合には、次の先生のところでも同じように話す可能性があるからです!
これは、最悪の場合「酷評」となってあなたのお教室の評価を落としてしまうことも!
ここで必要なのが「生徒さんを選ぶ」という視点。
選ばないと、あなたの個性やレッスンの内容にマッチしない人が来てしまうんですね。
ならば、ミスマッチが起きないようにすればいいのです!
ミスマッチを防ぐ方法
1 対象を絞る
まず、誰向けのレッスンなのか明確にしましょう。
初心者向けなのか、中級者向けなのか。
小さいお子さんがいらっしゃるママ向けなのか、バリバリ働く女性向けなのか、高齢者向けなのか、はたまた男性向けなのか。
あなたのお教室ではどんな人が何を学べると理想的ですか?
まずは「対象者」のレベルや属性を絞りましょう。
2 どうやって学ぶのか
今はいろいろな学び方がありますよね。
私の経験なのですが、パリで行うリアルセッションに日本在住の方が申し込んでしまうことがたまにあります。これはパリに来ていただかないとムリですよね。
場所がどこなのか、リアルなのかオンラインなのか、動画なのかリアルオンラインなのか、細かくハッキリとお伝えしてください。
私の場合ももちろん書いていたのですが、やっぱり勘違いされる方がいらっしゃいます。すぐに気づいてメッセージを送ることが肝心です。
3 何ができるのか
習える内容もしっかり書きましょう。
クラフトができるのか、何を作れるのか、理論だけなのか。
どんな内容を何時間かけて学ぶのか細かく書くといいですよ。
もし「ちょっとかじった人なら知っているような内容」であっても、「実はとりこぼしがちな内容」も含むのなら、アピールしましょう。
私はアロマテラピー入門編を「アロマ講師」も対象にしているのですが、それは実際に講師の方であっても知らない内容を含んでいるからなんです。
4 価格に含まれるもの、含まれないもの
お金に関してはクレームが生まれやすいので注意してください。
お支払い方法や、キャンセルポリシーは必ず。
価格はレッスン料金だけなのか、材料費も込みなのか。
認定資格をとるときは認定料が別途かかるのか、いくらなのか。
5 こんな人には向きません
一番いいやり方がコレ。
ご案内ページに「こんな人には向きません」「こんな人にはオススメしません」と書くとすごくわかりやすいです。
もう少しマイルドな書き方だと「こんな人にオススメ」ですね。
でもこちらはボヤけるので、「こういう人は来て欲しくないな!」というのが明確な人はハッキリ書いた方がいいですよ。
例えば、トリートメントなどで見かけるのが「同業者お断り」。冷やかしの人、リサーチ目的の人には来て欲しくない!ということですよね。
私は、別の業界でも、これを書いている人のところにはあまりいきたくないと思ってしまう方ですが、それだってマッチングができているのでいいことだと思います。
どこで伝えるの?
これ、すべて講座やお教室の「ご案内ページ」に書きます。
お申し込みをする前の段階で明記するんですね。
「私のお教室はこういう人たち向けに、こういう内容を、こんなかたちで、この料金でやっています。」というのが明確であれば
「対象外の人」
「違う内容を求めていた人」
「違うやり方を求めていた人」
「値下げして欲しい人」
などをシャットアウトできるのです。
お教室は山ほどありますので、その方にマッチしたお教室を選んでいただけばいい話。
あなたのお教室がいい悪いではないので、がっかりしないでください!
みんなに選ばれる必要はないのです。
ぜひ、「選ばれる努力」もしつつ「生徒さんを選ぶ」施策もきちんと盛り込んでくださいね!