こんにちは。フランス在住アロマコローグ、香りと感情の専門家のTomomiです。
香りは私たちの感性を刺激し、日常生活を豊かにしてくれますよね。
でも、自分にぴったりの香りってなあに? 私はどんな香りが合うのかな?と思っている人も多いのでは。
自分にぴったりの香りを見つけることは結構難しいのです。
今日は、「香り探しのステップガイド」と称して、あなたにぴったりの香りを見つけるコツを紹介します。
1. ご自分の好みを知ろう!
まずはご自分の好みやライフスタイルに合った香りを見つけるために、自分自身を知ることから始めましょう。
✔️ あなたの好きな色は何色?
✔️ どんな服装が好き?
✔️ 毎日どんなふうに過ごしている?
これが最初のステップです。
例えば、
明るい性格でからだを動かすのが好きなら爽やかなシトラス系
静かで落ち着いた大人の雰囲気を求めるならウッディー系
ピンクが好きで可愛らしい洋服がお好みならローズ系
個性的で人と違う行動・言動が多いならオリエンタル系
など、あくまで「傾向」ですがパーソナリティと香りの傾向ってあるんですよ。
ちなみに私は、オリエンタル系が好き。
確かに、自分の性格やライフスタイルと一致しているように思います♡
2. 香りのカテゴリーを理解しよう
香水は実はさまざまなカテゴリーに分かれています。
↑でも少し触れましたが、フローラル、フルーティー、ウッディー、オリエンタルなど、聞いたことがありませんか?
それぞれが異なる香りの特徴を持っているのは、もうご存知ですよね。
各カテゴリーの特徴を理解し、自分がどのタイプの香りを好むかを把握しましょう!
名前のままですが
フローラル系はお花の華やかな香り
フルーティ系は甘く(柑橘を除く)果物の香り
ウッディ系はちょっと重めの落ち着く木の香り
オリエンタル系はエキゾチックで個性的な華やかな香り
香水のお店でいろいろ嗅がせてもらい、好きな香りのカテゴリーを店員さんに聞いてみましょう。
「これは何系の香りっていうんですか?」
きっと、フローラルグリーンですね、オリエンタルウッディですね、などと教えてくれますよ!
何回かやると「私は**系が好きなんだ!」というのがわかるはずです♪
3. 香りは持続時間を考えて!
香水にはトップノート、ミドルノート、ベースノートという3つのノートがあります。
混ぜている原料のそれぞれが、香りの持続時間がちがうんですね。
香りをつけたときに最初に感じる香りがずーっと最後まで続くことは少なく、香りが変化します。
試す際には、時間の変化を考慮した方がいいのです。
シュっと一拭きした時の第一印象、その後に出てくる華やかな香り、最後に残り香としてとどまる香り。
この香りの変化で「最初がいいのに途中が苦手」「最後がちょっと嫌だなあ」など好みが出てきます。
そんな経験はありませんか?
お店ではムエット(紙)や自分の肌に付けて、半日くらいは様子をみるのがおすすめ。
時間の経過で変わる香りのほとんどが好きかどうかまで考えると、より満足のいく香りを見つけることができます。
4. 香りを自分の肌で試してみる
3と被りますが、実際に香水を試してみることが、自分に合った香りを見つけるのに必須。
香水店やデパートでサンプルを試してみたり(頼むともらえたりしますのでそれもぜひ!)、友人や家族の香水を借りて試してみるのもオススメ。
人間の肌は、体温も発汗の度合いも皮膚の常在菌も違うから、すべての人が同じように香るわけじゃないんですよ。
自分の肌にのせて、香りの変化を観察してくださいね!
ピンときた香水を買うのももちろんいいのですが、ご自分にぴったりの香りということでしたら、やっぱり実際につけて肌で感じてみるのが近道です。
5. 香りを楽しむ
最後に、見つけた香りを存分に楽しみましょう!
ご自分に合った香りだと、自分がより一層魅力的に感じたり、自信を持って日々を過ごすことができると思います。
TPOを楽しむのも香りの醍醐味。フランス流のやり方です。
フランス人は自分にぴったりの基本の1本はあるけれど、シチュエーションによって香りで遊ぶのが上手。
1本に絞らずにあなたの気分を変えてくれる香りをいくつか用意しておくと楽しいですよ!
✔️ 自分らしい等身大の香り
✔️ ちょっと背伸びしたよそ行きの香り
✔️ パーティを楽しむ華やかな香り など
香りは私たちの心を癒し、豊かな気持ちにしてくれる素晴らしいアクセント。
いーっぱい試して、ご自分だけの特別な香りを見つける旅を楽しんでくださいね!