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【アロマのブレンド】 私の自然香水の作り方 -個人で作る編-

こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

先日アロマのブレンドってどうやるの?という記事を書きました。

初心者さん向けのお話でしたが、今日はもう少し香りの勉強をした方に向けて「私の自然香水の作り方」をお伝えします。

いろいろな作り方、考え方がありますが、参考になるところがあれば嬉しいです!

前回は「香り」には3つのアプローチがあるというお話をしました。

からだの不調を改善させるための香り(アロマテラピー)

こころの不調を改善させるための香り(アロマコロジー)

純粋にいい香りとして楽しむ香り(パルファン)

私は基本的にはアロマコロジーを基本にしたパルファンを作るのですが、最近香りのご依頼を受けることも多く、純粋なパルファンとして香りづくりをすることも増えてきました。

パルファンといってもいわゆる「香水」ではなく、天然精油しか使わない「自然香水」です。

ホントの香水って、ものすごーく才能のある熟練の調香師が、合成も天然も含めて山ほどある香料を複雑に組み合わせて作ります。

基本的にレシピは門外不出なのですが、私が大好きな調香師さんが以前、レシピのメモをネットにあげていました(完成品ではなくて試作品のレシピ例ですが)。

30以上の香料原料を微妙な配合量で組み合わせた、それはそれは複雑なレシピでした。

やっぱり「調香師」というのは、技術もアートな才能もある人のことを言うので、私はハッキリとこの世界とは区別をつけて、アマチュアの香水作りということで、自然香水と呼ばせていただきます。

さて。アマチュアとはいえ、企業案件で製品化することもあるので「素人」ではないと自負しています。

そんな私がどうやって香りづくりをしているのか、お話しします。

繰り返しますが、私は調香師の訓練を受けたことはありませんし、調香をどこかで習ったこともありません。

なので「正解」とは程遠いと思いますし、いろいろなやり方があるので、参考になるところだけマネしてみてくださいね♡

目次

香りづくりの作業、どんな順番でやっているのかというと…

①テーマを解釈する

②イメージを膨らませる

③完成形を思い描く

④精油をチョイスする

⑤精油の配合を決める

⑥④⑤を繰り返して完成させる

①テーマを解釈する

まずはお題を決めるところから。

クライアントさんから「こういう感じ」とテーマをいただくこともありますし、自分で決めるときもあります。

企業案件に関しては、別の投稿にして詳しくお話しいたしますね!

このテーマは1ワードで。

「春」「モナ=リザ」「砂漠」「フランスのマダム」「東京」とか。

実はアート解説のレッスンもやっているのですが、作品をテーマにした香りを毎回作っています。

アートが好きな方、作品の香りづくりをやってみると、いい練習になりますよ!

②イメージを膨らませる

ひとことのテーマがあって、そこからいろいろなイメージを膨らませます。

連想ゲームですね。

たくさんの単語をメモっていくといいですよ。

「東京」なら「喧騒」「日本」「都会」「伝統」「寺社仏閣」「ショッピングセンター」「時間に追われる」「ビジネスマン」などなど

③完成形を思い描く

匂いはしないけど「こんな香り」が結構正確に思い描けたらOK!

例えば「モナ=リザ」の香水なら、自立した女性がつける花をミドルにし、ベースノートがしっかり主張する香り。

第一印象はほんのり樹木の香りですぐに消えていくイメージ。

いつも香りとヴィジュアルが交差するようなイメージを思い描きます。

これは、完成した香りを人に説明するときのストーリーとなっていきます。

④精油をチョイスする

基本的にはトップ・ミドル・ベースは全部入れます。

が、「あえて」それをやらないときもあります。

バランスを崩すときもあります。

ここは、ストーリーさえしっかりしていれば自由だと思います。

私は教科書に載っているような

・「ウッディー系」と「フローラル系」は相性がいい

・この精油とこの精油は合わない

は、完全に無視します。(実は覚えてもいない)

それよりも、自分がこれまで作ってきた香りの経験を頼りにします。

合わないと言われているものを、あえて合わせるのが好きです♡

これって、カレーで例えるとわかりやすいかと思います。

学生のときの家庭科の授業で習ったカレーのレシピを今も忠実に作っている人は少ないでしょう。

このときのレシピでしか作ったことがない人はもっと少ないのでは?

入れる具材も鶏肉にしたり、牛肉にしたり、野菜にしたりとアレンジしますよね。

水じゃなくてトマトで作る人、スパイスから作る人、ヨーグルトを入れたり、チョコレートを入れたり、いろいろなカレーが存在します。

なんなら、日本のカレーじゃなくて、インドカレー、タイカレー、そもそもカレーって幅広いのです。

だから、カレーは日本のカレールーでじゃがいもとにんじんと玉ねぎと鶏肉で!という日があってもいいと思いますが、ちょこちょこアレンジしていろいろなカレーを楽しめたらいいなと思います。

でも、アレンジするには、その材料の性質を知っていることが重要。

人生初のカレーがレシピなし、では難しいでしょう。

なので、香りづくりの最初は、何かのレシピの真似から初めて、材料を知っていってくださいね。

私は、ストーリーからイメージする香りの精油をどんどん選んでいき、ムエットに垂らして、組み合わせては嗅ぎ、別の組み合わせにしては嗅ぎ、と繰り返して

「これ!」という香りができるまで続けます。

⑤精油の配合を決める

どの精油をどれくらい入れるのか、はムエットで嗅ぎながら考えます。

✔️ ストーリー上、重要な香りはどれなのか(基調ですね)

✔️ ムエットで嗅いだときにイメージとちょっと違う精油はどれなのか(減らす)

✔️ ムエットで嗅いだときにものたりない精油はどれなのか(増やす)

さらに、トップ・ミドル・ベースの香りの持続も考えて頭の中で調整します。

ここでやっと作ってみるのです。

⑥④⑤を繰り返して完成させる

納得がいくまで④と⑤を繰り返します。

1つのテーマに対して、いろいろなバージョンを作っていってもいいですね。

精油が異なるバージョン、配合が異なるバージョン、無数にできます。

ここで注意したいのが
①②③がしっかりとできていれば実際に作る精油は少ないはずなので
「これもダメ」「また違う」と永遠に作り続けないこと。

作る前に①②③に戻って、コンセプトの何が再現できていないのかを考えた方がいいですよ。

私は、個人で作る場合には、頭の中で作ったものをたった1回でOK出すことが多いです。

ムエットの時点で完成していて、配合も頭の中で考えたものが思い通りになっていることが多いからです。

練習ではどんどん失敗していいのですが、「何が失敗なのか?」を改善しないで「違う」とやみくもに作らないようにしましょうね!

ブレンドはどうやったら上達するのか?

魔法のテクニックが存在するんじゃないか?と思っている方も多いかもしれませんが

ブレンドを上達させるコツはただただ「訓練あるのみ」。

フランスの調香師養成専門大学は、基本的に大学で化学のディプロムを取った人が入れるエリート校。

ここを卒業すると即戦力として香料会社に就職ができるかと思います。

有名調香師もここ出身の人が多いんですよ。

この学校はどんなカリキュラムかといいますと、5年間の通学となります。

(いろいろなコースはあるのですが、コンプリートは5年)

日本にはこういった学校はないので、調香を仕事にしたい人は直接香料会社に就職することになると思います。

香料会社の調香師さんとお話ししたことがありますが、いきなり調香はできなくて(そもそもフレグランスの調香部門に配属されないと!)5年くらいは訓練だとおっしゃっていました。

つまり「訓練あるのみ」なんですよね。

調香師は4500種類の香料を嗅ぎ分けなくてはならないと言われているので、200種類くらいのアロマの天然香料であれば、もっともっと時間は少なくても大丈夫かと思います。

でも1日とか数時間では足りなくて、何ヶ月も何年も、時間をかければかけるほど(というか回数ですね)経験豊富になり、いい調香ができるようになると思います。

とにかく、何回も何回もやって、失敗しまくって、それを活かしてどんどん腕をあげていく、というのが上達するコツです!

精油で香りづくり。とっても楽しいので、やってみてくださいね♡

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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