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【アロマでしごと】⑥メディカル・アロマを病院で広めたい!

こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

メディカル・アロマテラピーの資格を持っています。

過去に乳がんで病院にお世話になったことがあり、恩返しとしてアロマケアを乳がんで悩んでいる方、ご家族、病院のスタッフさんにお伝えしたい!

どこから始めたら良いでしょうか?

以前、インスタライブをしたときにいただいたご質問。

今日はこちらの回答として私の考えを書きますね!

目次

医療従事者じゃない人がアロマを病院でお伝えするには?

質問者さんは、医療従事者ではなく、医療系の資格もお持ちではないとのこと。

ちょっと私の状況にも似ています。

私はとくに病院にお世話になったことはありませんが、乳がんを始め、いろいろな病気で悩まれている方にアロマを併用すると症状が和らぐという事例をたくさん知っているため、患者さんやご家族に届けられたら、病院で取り入れられたらいいのになーって思っています。

でも、医療従事者でもないし、病院に接点がないため、どうしたらいいのか…といつも思います。

コロナ直前、そんな私にチャンスが訪れました!

理学療法士によるリハビリを行っているフランスの病院で、「セミナーをやって欲しい」というご依頼があったんです!

なんで私がフランス人に???とびっくりしたのですが、私の理学療法士繋がりの知り合いが、この病院でのセミナー依頼に「Tomomiはどう?」と推薦してくださったのです。

2日間、午前・午後の10時間みっちりとアロマテラピーをお伝えしました。

パリ郊外の初めて聞く病院にタクシーで行って、どこが受け付けかもわからないまま、迷路のような病院をさまよって、リハビリ科にたどり着いたときの安堵感、今でもリアルに覚えています。(迷いながらも写真をパチリ。上の写真です)

私の授業の後に、リハビリにアロマを取り入れている別の先生(フランス人)が「実践編」をやってくださったので、私は理論(使い方とか運動器の各症状へのレシピ例など)のみお伝えしたんです。

今回のご質問、八方塞がりかと思ってしまいますが、私のように「絶対無理」ではありません。

ただ、「今すぐ」には難しいと思います

医療従事者としての資格やコネがない場合は、フランスでも日本でも病院に入り込む余地はまずないと思っていいでしょう。

どんなにあなたが素晴らしい知識を持っていても、資格がないならムリ。

これが現実です。

でも、リラックス目的だけではなくて不調を改善するためのアロマテラピーの知識をお持ちだったら、【講師】という活動はできますよね。

「こんなことを教えられます」と。

私は直接病院の患者さんに何かをできる資格はありませんが、だからといって医療従事者(医師、看護師、理学療法士、薬剤師など)にアロマテラピーを教えてはいけないわけではないんです。

なので、彼らが「知りたい!」と思えるような講座を開催し、認知度をあげる。

これが王道。ただ、地道で時間はかかりますが…。

実際に、私の生徒さんには結構、医療従事者の方がいらっしゃいます。

からだや病気、お薬の専門知識は彼らに及びませんが、アロマテラピーであれば彼らよりも知識があります(と思ってくださったから受講されたのです)。

フランスの病院でセミナーをやることができたのも、受講生さん繋がりで知り合ったフランスの方が、私を推薦してくださったんですよね。

きっと調べればいくらだってフランス語がネイティブなアロマテラピーの優秀な先生いらっしゃったのに、私に依頼が来た。

「推薦=口コミ」が一番強いんです!これがチャンス!

だから、認知活動をコツコツやって人脈を作るしかない!

私自身は、フランスの病院でスタッフにアロマを(フランス語で!)教えるなんて、目標にしているどころか夢にも思っていませんでした。

正直、このオファーは本当にびっくりしましたし、引き受けて良いものか悩みました。

でも、フランス語が多少不自由でも、受講してくださったみなさまが温かくむかえいれてくださって、熱心に学んでくださったんですよ。結構盛り上がりました!

お昼休みに彼らにたくさん「質問」もすることができて、私も楽しかった♡

もし、私がその後もこういう病院向けアロマレッスンを続けていきたかったら…

パッケージを作り、いろいろな病院関係の会社に売り込みます。

でも、これは私の仕事ではないなと思ったので(フランス人でいくらでもいらっしゃるので)、1回限りの貴重な経験で終わらせちゃいました。

フランス語で作った資料は1度しか使わないままでもったいないのですが…。

ただ、この経験はとても大きな自信になりまして、日本語だったら怖くない!なんて思っています。

その後、日本の薬局さまからもお声がけいただき、もっと自分のやりたいことを実践できているのは、このときの経験のおかげ。

とりあえず小さいことからコツコツやってみる、が答えですよね。

実践的な症状軽減のアロマを医療従事者にお伝えするには…

ご質問に関しては、アロマを教えたいのではなくて、もっと具体的なアロマでの症状の軽減の仕方を患者さんにお伝えしたい、というニュアンスかなと思います。

どこも病院はお忙しいので、アロマテラピーを10時間も教えてくれなんていう悠長なところは少ないですしね。

なのでもっと実践的に、もっと即戦力となる使い方、お伝えしたいのだと思います。

ただ、あなたが患者さんに触れられる資格がないなら、それは無理だと思った方がいい。

医師じゃなければそもそも診察もできません。

なので、患者さんに触れられる資格を持っている人に、教えることしかできません。(例外はあるのかもしれないけれど)

私だったら…

コツコツとSNSで発信
ただ、薬機法違反には気をつけてくださいね。

②きっと「これはすごい!」という内容だったら、医療従事者の方からの連絡があると思います。
その方とコラボしてワークショップをします。
その症状で悩んでいらっしゃる患者さんや、そのご家族に「こうするといいですよ」というワークショップ。

③それを何度もやって、本当に患者さんやご家族を助けるものだということがわかったら、パッケージにして、つながった医療従事者さんを頼りに病院へ売り込みます。

ちなみに、フランス人のクラスメートで病院でアロマ治療を行っている人も何人かいました。

ただ、人事異動で病院の方針が変わる度にアロマでの治療が打ち切りになってしまう例も多いと聞きます。

外部の人が病院に入ることは難しく(医療従事者でなければなおさら)、きっと「アロマ治療を患者さんやご家族に届ける」という意味では、病院スタッフに教えるというのが一番なのかな、と思います。

できないことはないけれど、資格がある人よりも時間と経験が必要になってくると思います!
応援しています♡

【アロマでしごと】シリーズは「こういうことやりたいんだけど、どうやったらいい?」というお悩みも、私が答えられるものでしたらおこたえしていきたいと思います。

コメント欄やインスタのDMなどでメッセージいただけると嬉しいです!

からだの不調を改善するための本格的なフランス・アロマテラピーを知りたい!という方にオススメなのが上級コース。

アロマのおかげで、毎日からだとこころが軽くなって、やりたいことにチャレンジできますよ!

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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