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【フランス・アロマ旅】リヨンに行ってきたよ!神と人情編

こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

ひさびさにリヨンに行ってきました。

「ハーブ・アロマ編」「ブションとショコラ編」の続きです。

今回のリヨン日帰り旅行は人情旅行でもありました!

一緒に行った美人なお友達のおかげなのか、とーっても温かい人たちに触れられる旅となりました。

目次

リヨンの大聖堂 その1 Saint-Jean大聖堂

リヨンにはいくつかの大聖堂があります。

エルボリストリがある広場の大聖堂はSaint-Jean大聖堂。

ここはゴシック様式(ちょっとローマンなところも)。古いタイプの教会です。

訪問日はめーっちゃくちゃ寒かったので、ちょっと歩くと手足がかじかんでしまって避難所として教会にいきました。

ここは天文時計があって素晴らしいのですが、今回は工事中の足場で覆われていてみられませんでした。

でも、クラシックなステンドグラスと現代の抽象的な模様のステンドグラスが美しかったです♡

前回訪れた時よりも修復が進んだのか、とってもきれいに明るい空間となっていました。

また、入ってすぐのところには東方三博士の大きな宗教画があります。

アロマをやっている人にはおなじみのシーンですよね。

1月だったのでまだクレッシュもありました。

クレッシュとはキリストが生まれた日(12月25日)のシーンを再現したミニチュアです。

実は、24日までと25日以降では1つだけ違うところがあるんですよ。

それは聖母マリアの手に赤ちゃんがいるかいないか。

そう、25日にキリストは生まれているので、24日までのクレッシュは「空」なんですよね。

次回ごらんになるときは、ここもチェックしてくださいね!

優しい人登場!トラブールと歴史散歩

さて、暖もとれたので移動しようと外に出て携帯を見ていたら、話しかけられました。

「どこに行くの?」「トラブール(Traboule)って知っている?」「バジリカ大聖堂は行った?」などなど。

悪い人には全然見えず、おそらく買い物帰りの中年男性。

「時間あるなら、すぐそこだから案内しようか?」ということで、お言葉に甘えてみました。

私はちっとも知らなかったのですが、前日の予習で「建物どうしをつなぐ通路がリヨン名物」という記述を読んでいたんですね。それがトラブール

どういうことかと言いますと、建物って1棟ずつ別々に作りますよね。

だから、建物と建物がつながれることはありません。

でも、いくつかの建物がひとつの区画にあるとき、手前の道と奥の道をつなぐ、秘密の通路を作って近道にしちゃおう!みたいなものです(わかりますか?)。

パリのアパルトマンをご存知だったら思い出してください。

誰かのおうちに行く場合、道路に面したアパルトマンの「扉」があります。

そこは住んでいる人のための入り口。

だから、リヨンの旧市街のありふれた道にも、建物の入り口の「扉」があるんですよね。

ですが、そこを開けると、抜け道となって、奥の通りに出られるのです。

観光客は知るわけないですよね。誰かのアパルトマンの扉をあけることってないですから。

でも、そこにはめくるめく空間が広がっているのでした!

旧市街にはいくつものトラブールがあって、おじさんがつぎつぎと紹介してくれました。

そして、ずっとリヨンの歴史を話してくれるんです。

リヨンは16世紀にすごく重要な街になりました。

それはルネサンス文化が花開いたイタリアに近かったから。

上流階級の人たちが必要とした絹織物をリヨンで作っていたため、発展したとのこと(だから美食の街にもなっているんですよね)。

このトラブールをはじめ、街の作りなんかもイタリアの影響をものすごく受けているんです。

イタリアの富豪がリヨンに住みついて、イタリア式の住みやすい街づくりをしたんですって。

ピンク色の可愛らしい建物が多いのですが、これもイタリアの影響だそうです。

また、土地柄、川の氾濫が多いため、平家ではなく建物がどんどん高くなったとか。

トラブールにある井戸も紹介してもらいました。

いやー、パリでこんなの見たことなくてびっくり。

小一時間も完全に私設観光ガイドをしてくださって、最後に何をお返ししたらいいだろうなんて思っていたら、「あ、もう寒いし行くね」ってサラっと帰っていってしまいました。

彼はきっとリヨンが大好きで、この素晴らしいリヨンを外国人にお伝えしたい!という気持ちでいっぱいの人なんだと思います。

なんの見返りも求めず、ただただ案内してくれた彼にこころが暖かくなりました。

より深くリヨンの素晴らしいところを知ることができました。どうもありがとうございます!

リヨンの大聖堂 その2  Basilique Notre-Dame de Fourvière大聖堂

彼が強く勧めてくれたのが、フニクレール(箱根登山鉄道みたいなやつ)に乗っていく高台のバジリカ大聖堂

リヨンの町歩きしていると見えるので存在は知っていたのですが、いったことはなかったのです。

彼いわく、「アルプス」が見える眺めのいいところだよ、と。(寒すぎて大聖堂だけで戻ってきましたが)

旅の予定を変更してこちらの大聖堂にいってみると、19世紀に建てられたので、その1の大聖堂とは全然違う。

絢爛豪華でますます天井が高く、壁面はモザイクがまばゆい荘厳な大聖堂でした。

ここでも、やさしいボランティアの方が声をかけてくださって、日本語のパンフレットをいただき、クレッシュは地下にありますよ、と。

クレッシュは大聖堂1とは違って、現代彫刻家の方の作品。真っ白な彫刻で素晴らしかったです。

荘厳で神の圧倒的な力を体現したような大聖堂を後にし、ショップに直行。

なんだかお財布のヒモも緩んで(笑)香炉とフランキンセンスを購入したのでした。

最後までいい人と出会えて、楽しいリヨン旅になりました!

旅の最後にベルナションのサロンドテでケーキが食べられなかったので、近くのイタリアンバーでプロセッコと生ハム&チーズでアペロを。

ところが、ゆっくりしてたら絶対に電車の時間に間に合わない!ことが判明。

急遽包んでもらって、大急ぎで駅にいきました。

お店の人がものすごいいい人で、サクサクっとやってくれたんですね(←フランスでは日本のようにサクサクいかないんです)。とっても雰囲気のよい美味しいバーだったので今度はゆっくりまたいきますね。

ちなみに、TGVの中でも検札に来た車掌さんが「何食べてるのー?」「おいしそう、食べきれなかったら言ってね、一緒に食べよ」なんて話しかけてきて、旅の最後まで楽しい気分で終了しました。

リヨンはパリからも2時間と近く、日帰りもできますので、パリ滞在の1日をリヨンにあててもいいと思います♡

ハーブにグルメにショコラにトラブールに大聖堂に、いろいろ見所がありますよ!ぜひー!

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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