こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。
パリにせっかく住んでいるので、私がおすすめするレストラン、カフェ、ミュゼ情報お教えします！
新しさや話題になっているお店というよりは、本当に私が好きな場所だけを個人的趣味で書いております！
パリ旅行の参考にしてくださったら嬉しいです♡
現代アートにハマっている私が今日ご紹介するのは、ちょっと穴場なアートスポット、パリ市近代美術館です。
近代・現代アートは好きじゃないし…
という方にも、きっとご満足いただけるスポットです！
まずは話を聞いてください！！
間違えないで！パリには２つの近代美術館があるよ！
パリには２つ「近代美術館 (Musée d’art moderne)」があるのを知っていますか？
間違っても楽しめるので困ることはありませんが、２つあるのを知っていると行きたい方に行けますよね！
国立なのか、市立なのか、つまりフランスの収蔵品かパリの収蔵品かという違いですね。
こんなことを言うのもヒドいですが、国立の方が予算があるのでコレクションは豪華です！
それを知ってか知らずか、ポンピドーセンターはいつでも入場の列がすごい！
だからこそ、パリ市近代美術館は空いていて、穴場なんです！！
パリ市近代美術館をオススメする５つの理由
ポンピドーセンターもいいのですが、こちらをオススメする理由をお伝えしましょうー！
①常設展示は入館無料！
②エッフェル塔が見える！
③人が少なく、作品を独り占めできる！
④夏ならテラスのレストランが最高！
⑤デュフィの作品は圧巻！
これ、ひとつずつ説明していきますね！
①常設展示は入館無料！
読んで字の如く、です。
パリ市が運営しているミュゼ（全部で14あります）は、結構入館無料のところが多いです。
常設はすべてタダなんじゃないかな？
このパリ市近代美術館も、すごいコレクションを持っているのに無料です。
今や、ルーヴル美術館もオルセー美術館もポンピドーセンターも入館料が2000円以上する中、無料とはありがたいですよねー。
入り口から入ったすぐのところは企画展をやっていることが多いです。
企画展は有料になりますので、ご注意くださいね。
地下におりていくと常設展示室になります。
マチスの『ダンス』など、巨大な作品もいっぱいあって見どころ満点！
これが見られるのに無料とは、太っ腹です！！
円安で昔みたいにパリ旅行が楽しめない！という方はぜひ！
②エッフェル塔が見える！
パリ市近代美術館はエッフェル塔のセーヌ川をはさんだ向かいにあります。
展示室からもエッフェル塔がきれいに見えますよー。
もともと1937年のパリ万博の際に作られた建物です。
実は、このとき建設された建物の左翼がパリ市近代美術館で、右翼はパレ・ド・トーキョーという、これまた現代アートの施設となっています。
１つの建物を半分こして、使っているんですよね。
中庭は階段がたくさんあって、スケボーをする若者の聖地になっています。
エッフェル塔にセーヌ川、近現代美術にスケボーって、とても今っぽい組み合わせじゃないですか？
③人が少なく、作品を独り占めできる！
正面入口からは想像がつかないかもしれませんが、建物自体が大きい！
宮殿のようで天井も高く、展示室がめちゃめちゃ広いのです。
そこへ来て、パリの3大有名ミュゼには入っていませんので、観光客が大挙して押し寄せることがありません。
だから、のーーーーーんびり、作品を独り占めできちゃうんです。
マチスの有名な『ダンス』の連作が展示されているお部屋は、体育館？というくらい広く、先日も小学生が見学に来ていましたが、それでもゆったり。
学校の課外授業でよく使われていますが、広いので気になりませんし、フランスのこどもがどんなふうに作品を見ているのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
マチスを見ながら、学芸員の話を聞けるなんて、ぜいたくですよねー。
④夏ならテラスのレストランが最高！
ミュゼの醍醐味は、なんといっても付属のレストランやカフェ！
特に、アートの国フランスでは、ミュゼに入るレストランやカフェも時代の先取りをするようなコンセプトのものが多いんです。
パリ中心地に行けば新しいおしゃれなカフェはたくさんあります。
でも、実は私は苦手なんです…。
パリってカフェやレストランの座席に余裕がなくて、狭い空間にギュギュっと詰められている気がするから。
オーガニックとかヴィーガンとか言っているのに、座席はブロイラーみたいなこともあるんです。
その点、サスティナブルなコンセプトのミュゼ内のレストランやカフェは、空間が広くて、こころもサスティナブルになれます！
だから、私は断然、ミュゼで食事派です（美味しいところも多いですよ！）。
しかも、早い時間のランチだったら、行列することはありません。
できたら予約をした方が安心ですね。
夏にパリ市近代美術館にきたら、ぜひぜひテラスでお食事してください！
⑤デュフィの作品は圧巻！
フォービズム以降の15,000点もの近現代美術の作品を収蔵しているこのミュゼで、絶対に見ていただきたいのは、デュフィの大作。最初のバナー写真になっているものです！
1937 年の万国博覧会の電気と光のパビリオンのためにラウル・デュフィによって設計された『La Fée Électricité（電気の妖精）』という作品で、なんと10mの高さ、60mの幅があるんです！巨大ー！
『モナ＝リザ』のように並んでちょっとだけしか見れない、なんてことはないのでご安心を！
奥にズンズン進んでこの600m2もの作品の前に囲まれると（さすがに平面ではないのでU字型に湾曲しています）、その静謐な空間にほっとこころが洗われるようです。
名前も書かれているので「あ、エジソンだ！」「レオナルド・ダ・ヴィンチ見つけた！」「キュリー夫人もいる！」などと楽しめます。
入口入って奥に進み、階段を上がるとありますよ！
（その真下にあたる地下のお部屋がマチスのお部屋だと思いますー。ここも必見！）
どうでしょうか？行きたくなりました？？
私は最近、パリの人混みが非常に嫌で、人がいないところばかり出没しています。
そう言う意味でも、パリ市近代美術館はピカイチです！
ちなみにミュージアムショップは小ぶりで本がメインなので、アートなお買い物をしたければ、お隣のパレドトーキョーのミュージアムショップに行ってみてください。
ここは巨大な本屋さんで、雑誌からカタログ、写真集、論評、古書までなんでもある上に、アートな雑貨が充実しています！ ポストカード、文房具、キッチン雑貨、子供向けおもちゃ、面白いもの、かわいいもの、素敵なものがいっぱいです！
というわけで、アートが好きな人はもちろん、そうでもない人もぜひ、無料ですのでパリ市近代美術館に行ってみてくださいね。
アートと過ごす時間がきっと好きになりますよ！
パリ市近代美術館の公式ホームページはこちらから！
