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【その使い方大丈夫?】アロマテラピー こどもに使っていいの?

こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

アロマテラピーを始めようと思う1つの節目が「結婚・出産」です。

それまでおひとりで自由気ままに生活してきました。

結婚や出産をきっかけに愛しい家族が増えます。

一緒に暮らす家族には元気でいてほしいですよね。

昨今の「オーガニックブーム」もあって、アロマやハーブをご家族の健康に生かしていきたいという人が増えるのです。

せっかく習った(知った)んだから、ご家族に使いたいですよね?

でもちょっと待って!

特にお子さんに使うときは、注意が必要です。

今日は初心者さん向けに【お子さんに精油を使うとき・使わないとき】というテーマでお送りいたします!

目次

あなたは大丈夫?よく聞く【使わない方がいい】パターン

最初に質問です。

下の使い方は、子供にしてもいいでしょうか?ダメでしょうか?

熱に、ペパーミント精油を足の裏に直接塗る

夜寝る前に、ラベンダーの精油をお腹と背中に数滴垂らして塗り広げる

ソーダにレモン精油やライム精油を入れて飲む

風邪に、ペパーミント(ラベンダー)精油をお水に垂らして飲ませる

私のブログを読んでくださっているあなたは「この使い方はOK」だと思いますか?

答えはNOです!

これらはすべて【原液で塗る】【水に垂らして飲む】ですよね。

どこのブランドの精油でも同じ。

高品質であっても、【原液で塗る】【水に垂らして飲む】はしませんよ!

ちなみに、大人にもしません。だから、こどもなんてもってのほか!

どうしてなの?

その理由説明していきましょう。

まず「こども」について考えよう

いつも確認をしてほしいのですが

あなたの考える(あなたが精油を使っている)「こども」って何歳ですか?

0歳、3歳、6歳、9歳、12歳、15歳、18歳…

あなたがお母さんであれば、きっと何歳でも「こどもはこども」ですよね。

一般的には3歳くらいから12歳くらいまでが「こども」と言えるかもしれません。

考えていただきたいのですが、3歳のこどもと12歳のこども、からだの大きさも、言語レベルもぜーんぜん違いますよね。

つまり、「こども」とひとくくりにして精油を使ってははいけないんです。

私は自分の目の前にクライアントさんがいない場合には、こどもであれば年齢別にブレンドを提示します。

こどもの年齢(からだの大きさ、知能レベル)によって

✔️ 使っていい精油

✔️ 摂取の仕方

✔️ 希釈濃度

✔️ 使用頻度


全部違います。

また、個人個人が持っている既往歴によっても違います。

ぜんそく持ちさんとか、アレルギーもちさんとか、ですね。

こどもだからといって「大人の半量にしておけばいいだろう」という単純な話ではないんです。

こどもに使うなら、知識と観察力が必要!

おまけに小さなこども は「赤みが出た」「かゆい」「痛い」「熱い」「違和感がある」とこどばできちんと伝えられないことも多いですね。

自分のこどもとはいえ、「他人」です。

精油を使ったことで、他人の健康を害してはいけません。

自分に精油を使っておかしなことになっても自業自得です。

「おかしいな」と思ったら、すぐやめればいい。

でも、「おかしなことになっている」かどうかの判断は、こどもが自己申告するのも難しいし、他人であるあなたが察することも難しいのです。

きちんと経過観察しなければなりません。

こどもにこそ、ちゃんとした知識が必要なんですよ!

こどもに精油を使いたいときはどうする?

それでも、熱にうなされていたり、風邪を引いていたり、眠れないお子さんを何もしないで見ているのは辛いですよね。

まず、これだけは言わせて!

このブログを読む多くのママさんが【できればお薬を使いたくない】【お医者さんにいかないでなんとかしたい】と思っているでしょう。

でもね、お薬って多くの人に対して「症状が和らぎ、かつ安心である」という研究が、多額の資金を投じて確認されて市販されます。

お医者さんは、研修医になるために最低でも6年みっちり勉強します。

ベテランのお医者さんになるためにはもっと経験を積みますよね。

つまり、お薬お医者さんが最終的には一番頼りなる存在なのです。

私がレッスンでも口を酸っぱくして言い続けているのが、お薬やお医者さんの存在を否定して、自然療法をやらないでほしい!ということ。

自然療法はせいぜい【医者にかかるまでもない軽い症状を、自然のレメディで改善する】という使い方しかできません。

ご自身が医師・薬剤師でないなら、なおさらです。

なので、医者に行くまでもないよくある症状を悪化しないように未然に防ぐ方法として、精油やハーブを使いましょう。

もし数日使ってみて悪化するようだったら、必ず医師・薬剤師に相談してください!(精油やハーブを使ったこともきちんと話してね)

次に、これを踏まえて、お子さんに使うときは?

もう間違いなく【精油を飲用しない】【原液で使用しない】でお願いします。

私の上級レッスンでは、もっと詳しく解剖生理学も含めた「小児科疾患」の授業があります。
そのレッスンではこの限りではありません。

でも、これを受けていない人は、絶対に、【精油を飲用しない】【原液で使用しない】を守ってください。

あなたが「精油でこどもを癒してあげたい♡」と善意でしていることが、ただの親のエゴ、自己満足で終わらないように、こどもにとって安全で効果的な方法をとっていただきたいのです。

必ず読んで!精油の事故例

かつて、面識のない方からのメール相談を受けました。

自分のこどもにも原液マッサージ(何滴も)を毎日しているというお友達から「飲める」と謳うラベンダー精油をもらった方のお話しです。

お友達がやっている通り、ご自分のお子さんにも使ってみました。

3歳のお子さんには、原液で10日間ほど毎日体(手を中心に)に塗ります。

1歳になったばかりのお子さんにもマッサージしたところ、少しなめてしまったとのこと。

お母さん、お子さんで7-8mlほど使ったそうです。

最初はよかったのですが、使って2日後、お子さん二人がひどい風邪をひき、鼻水と咳が止まらなかったそう。

1歳のお子さんは軟便が続き、3歳のお子さんは目の充血、眠気の症状を訴えたのだそうです。

風邪はいいとしても、軟便、目の充血、眠気は精油の影響では?とお気づきになり、精油について調べてみたところ「飲まないんだ!」ということが判明。

怖くなって、相談できそうな方を探しまくって私のところにきました。

ちなみにこの体験談をネットに載せることは許可をいただいております。

メッセージではとても反省していらっしゃいましたが、やってしまったことは後悔しても仕方がないので、今どうすべきかを知りたいとのこと。

そう、反省しても症状はよくならないので、パニックにならず(なってたかもしれませんが)解決法を探したのはすごくよかったと思います!

すぐ病院に行かれて医師にも「心配ない」と言われたそうですし、私もお水をたくさん飲んで安静にしてください、とアドバイスし、症状もなくなったので一見落着しました。

(その方、もう怖いのでアロマはやりません、とおっしゃってて、個人的にすごく悲しかったのを覚えています。いま、どうしてらっしゃるでしょうか?)

何がいけなかったのか?対処法は?

この方の場合は

❌ 使いすぎ(10日で7-8mlって、大人でもしませんよ)

❌ 小さいこどもに原液塗布はさせない

❌ そもそも精油をつかわなくていい年齢(1歳、3歳には基本的に精油はいらない)

❌ 経過観察をしていない(塗って2日後に風邪をひき、それでも8日間ほどつづけたことになります)

❌ 精油を使う「目的」が特にない

❌ 友達の話を鵜呑みにしている

という点が、よくなかったかなと思います。

それから、舐めてしまったとありますが、赤ちゃんはなんでも舐めますからね。

塗ったところを舐めれば、精油を舐めたことになります。

原液で塗ったのなら、原液を舐めたことになります。

だから赤ちゃんには使わない。

気をつけましょうね!

ケースバイケースなので、対処法はいろいろありますが

①水(本当はオイルがいいです。もしくは脂肪が高めの牛乳)をのませる

②精油瓶を持って病院にいく


が基本です。

きっと医師に「そんなこと2度としないでください」と言われると思いますが、精油のことを知っている医師は少ないので、そう言うしかないと思います。

凹まないでいいですよ。よかれと思ってやったのでしょうから。自分を責めすぎないでくださいね。

【まとめ】何度でも繰り返します。こどもに原液塗布はしません!

①使うなら、必ず希釈します。植物オイルで薄めます。

こどもの年齢と部位と症状によりますが、3歳までは専門家でも精油を使う場面はほぼありません。

②使うなら、不調の改善目的で!(それも精油である必要はないと思う)

症状もないのに、「無目的に(=健康のためも含む)」使わないこと!

ベビーマッサージに精油も使わないでくださいね!!!

③どうしても使いたいなら【1%濃度での塗布】か【香りを嗅ぐ】にしましょう

何目的かによってアドバイスは全然ちがうので、一概に言えません。

でも、「こどもの寝つきが悪い」というようなケースだったら、1%濃度で背中のマッサージをする、コットンに1滴たらして枕元に置く、くらいの使い方だったら効果を感じつつ、安全です。

④不調の改善目的でも、ハーブじゃだめなんですか?

食べ物でなんとかなりませんか?

お医者さんに行く案件、お薬を飲む案件ではありませんか?

毎回、自問自答してください。

⑤最後は絶対にお医者さんです!

西洋医学を否定して、自然療法を代わりにしないでくださいね。

自然療法で効果がなければ、西洋医学に切り替えましょう。

初心者のあなたの判断は、医師の判断に劣ります。

アロマをお子さんに使いたい、という思いは痛いほどわかります!

こどもがすぐに元気になることを願って、精油を使ったので、まったく悪いことではありません。

ただ、【安全で効果的なアロマテラピーの使い方】を知らなかっただけです。

やってしまったことは責めないでくださいね♡

次からは、きちんと楽しく使えばいいだけです!

あなたや大切なお子さんが辛い目にあわないように、アロマテラピーのある素敵な生活を実践していただけたらと思います!

私も不調の改善のために的確にアロマを使えるようになりたい!

そんなふうに思った方は、私がフランスでしっかり学んだアロマテラピーを動画で視聴していくオンライン講座がおすすめです。

スキマ時間に何回でも動画を見ることができるので、あやふやなまま覚えてしまうことがありません!

疑問、質問、不安などはコメント欄ですぐに解決できます! ハテナ?のまま進むこともありません!

クイズや配布資料なども充実しているので、動画以外の学習ができ、飽きません!

本当に使いこなせるアロマテラピーを学ぶなら、ぜひElnafオンラインスクールへ。

【アロマでしごと】を叶えるコースも2024年に始動します!

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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