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【アロマでしごと】教科書をなぞるだけの授業、もうやめない?

こんにちは。フランス在住アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

アロマテラピー講師として、教科書通りの授業に飽き飽きしていませんか?

それとも、「え?教科書を読むのが先生でしょ?」と思いましたか?

もちろん、基本の知識やテクニックは大切ですが、本当の魅力はあなたのオリジナリティにこそ宿っていると思うんです。

今回は、なぜ教科書に縛られないアロマテラピーレッスンが重要なのか、そしてなぜあなたの個性が生徒さんたちの「習いたい理由」に繋がるかについてお話ししたいと思います。

目次

前提として

日本の各協会の認定校をやられている先生もこれを読んでおられると思います。

というか、そういう方が大半でしょう。

ここでは、認定校の教科書を破り捨てて、個性的な授業をすべき、と言っているわけではありません。

認定講座の教科書にアロマテラピーの真髄がギュっと詰まっていることも知っています。

それをを作られた方はアロマテラピーのプロフェッショナル。

錚々なメンバーが、もっとも効率よく、もっともわかりやすくアロマテラピーを習得できるカリキュラムを作り出し、教科書を作成しているのです。

これは素晴らしいこと。これを否定しようとは微塵も思っていません!

それに認定校になるには、たくさんの努力と時間とお金がかかっていると思います。

認定講座をやるときは、いつも通りその協会の認定講師としての誇りをもって、生徒さんと接してください。

でも、もしあなたに余力があるならば、認定校のカリキュラムとは別のオリジナリティあふれる特別講座をやってみると、あなたのスクールに個性が出ますよ、というお話しです。

これも、認定校としての活動に制限があるのならできませんが、特にそのようなルールがなければやってみてね、というご提案です。

個性なければ差別化なし

教科書通りの授業だけでは、どうしても他の講師との差別化が難しくなります。

生徒さんたちはただの知識や技術だけでなく、その知識を持つ講師の独自性や個性にも惹かれて来ているというのをお忘れなく!

レッスンでは、ひとりひとりの生徒さんたちに合ったオリジナルなアプローチが求められています。

それができると生徒さんたちの満足度はぐっとあがりますよ。

経験と実践は知識に勝る

教科書は基礎的な知識を提供してくれますが、それを実践でどれだけ豊かな経験に変えるかが重要

応用力ですね。

知識はすごいあるけど、この人、日常的に精油を使っていないなーという先生いませんか?

あなたが直面した問題の独自の解決法、失敗、実際のケーススタディは生徒さんたちにとって宝物なんですよ!

ご自身の経験を交えたレッスンは生徒さんたちにより深い理解をもたらし、教科書以上の価値を提供してくれるんです!

創造的なアプローチ意識してる?

アロマテラピーの世界は進化しているのをご存知ですか。

新しい精油の発見や研究、それに伴う新しい利用法やブレンドなど、常に発展しているんです。

アロマテラピーだけじゃなくて、いろいろな分野にアンテナをはって、情報を収集しましょう!

そうやって吸収した新しい情報、あなたの独自の視点から生まれるアロマブレンドやテクニックは、生徒さんたちにとって新しい世界を開くきっかけとなってくれるんです。

新しいことを吸収して、あなたらしい方法でお伝えしましょう!

人間関係構築も教室の醍醐味

お教室は知識だけでなく、信頼関係を築く場でもあります。

あなたのオリジナリティや人間性が、生徒さんたちにとって「この講師のもとで学びたい」と感じる要素となったから来てくださるんです。

教科書だけでは伝えきれない人間としての魅力が、生徒さんたちのこころを引き寄せるんですよね。

ぜひ、生徒さんたちとの楽しい交流の場になるように、素敵な雰囲気作りも意識してくださいね!

生徒さん同士が仲良くなると、よりお教室にいく意味が出て来て、レッスンが生き生きとしたものになりますよ。

クリエイティブなアロマワークショップ

教科書に載っていないような、自分なりのアロマワークショップやプロジェクトを企画しちゃいませんか?

生徒さんたちは新しい刺激やアイディアに喜んでくれるはず。

クリエイティブなアプローチからの学びって印象的です。

カリキュラムではやらない別のアロマクラフトを「カリキュラム以外のプログラム」として独自にやってみてはいかがでしょうか?

私がよくやるのは「ブランド違いで同じ精油を嗅ぎ比べる」とか「植物オイルの比較」「精油の原液をお肌に塗ってみたら?」などなど。もしよかったらどうぞ!

あなたブランドをつくろう!

あなたのオリジナリティが際立つと、それがあなたの個性的なブランドを築く一助となります。

独自のスタイルやアプローチは、生徒さんたちにとってあなたを選ぶ理由となり、信頼感を生んでくれますよ。

「熱血教師」「オタク講師」でもいいですし、実は韓国ドラマ好き先生とか、パティシエのアロマ講師とか。こんな人から習ってみたいと思いませんか?

「先生とはこうあるべき」という固定概念にこだわってしまい
せっかくの個性が見られない、あなたじゃなくてもいいようなレッスンをしないでください。

画一的なレッスンより、個性的なあなたの魅力に生徒さんたちはついていきますよ!

学び続ける姿勢

教科書だけでなく、常に新しい情報やトレンドにアンテナを張り、学び続ける姿勢が重要。

誰でもどこでも検索すれば学べるようなことを、あなたがわざわざ教える必要はありません。

いま、ここで、あなたがアロマテラピーを教えているのはなぜ?というところに立ち返り、オリジナルの生きたレッスンをして欲しいのです。

私がこんな話をする理由

私がパリでアロマを教え始めたとき、ロールモデルがなかったのです。

フランス人でも「アロマ講師」としてワークショップをしている人はいませんでした。

いたとしても、かなり内容が医療的・薬学的だったんですね。

私はパリにお住まいの日本人の方(駐在の奥様)が生徒さんだったので、目的は「楽しい時間を過ごしたい」ということ。

成分がどうの、薬との併用がどうの、ではなくて、「これを塗ると風邪が悪化しませんよー」という簡単なクラフトの授業が求められていました。

なんなら「習い事をしていると友達ができてパリ生活が楽しくなる!」というのが目的の方も多かったと思います。

で、最初からオリジナルで講座を作ったのです。

フランスで学んだ理論でガチガチのアロマテラピーを、すごーく簡単に、日常で使えるかたちにしました。

じゃないと誰も来ませんから。

来てくださる方の中にときどき、「アロマ検定を受けたことがある」「アドバイザー資格を持っている」という方もいらっしゃいました。

いろいろ聞くと「先生が教科書をただ読む人で、つまらなかった」「日常に役立つ使い方を教えてもらえなかった」「質問に答えてくれなくて続けなかった」などなど、先生への不満が出てくるんです。

つまり、教科書をただ読むのはつまらない。日常に役立つ使い方が知りたい。質問に答えて欲しい。これが生徒さんのニーズです。

各協会のカリキュラムはとてもよく作られているので、順番にコンプリートすると素晴らしい知識が効率的につくのは知っています。

でも、すべての生徒さんがそれを望んでいるわけではないんですよね。

私は協会に所属しているわけではなく(フランスにはありません)、自由の身なので、生徒さんのニーズに答えてオリジナルの講座を作り上げていきました。

私が美術史が専門だったこと、素晴らしい美術館がパリにはたくさんあることから、オリジナルの課外授業を作って、ルーヴル美術館で授業をしたこともあります。

生徒さんはとても喜んでくださいました。教科書は読めばわかるけど、こういうのは実際に体験しないとわからないし、思い出になる!って。

だから、せっかくお金を払ってあなたのところにやってきたのに、「読めばわかる教科書をなぞるだけの授業」をするなんて、生徒さんもがっかりだし、あなたもつまらないと思いませんか?

読んでもわからない行間をお伝えするとか、教科書に載っていないお役立ち情報とか、あなたらしさを前面に出した授業をしていただけたらなと思います。

情報社会でだれもがスマホを使いこなす現代、情報にはもう価値がなくなってしまいました。

教科書プラスαの「α」に力を入れた個性的な授業が、これから人気になっていくと思います!

もし、生徒さんが集まらない、続けてくれないと悩んでいたら、「オリジナル講座」を1回やってみてください。

きっとあなたのレッスンのよさを再発見してくださると思いますよ♪

Tomomi
アロマトローグ・自然療法士
2002年よりフランス在住
フランス人の自由きままでストレスの少ない生き方が心地よく、気づいたら20年以上住んでいます
アロマテラピー発祥の地、アートの都からフランス女性のような【凛としたオトナ】になるためのétudeをオンラインスクールでお伝えしています!

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