こんにちは。アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。

「こないだ、こう言ったよね?!」「なんで違うことするかなー…」
家族や職場で、もしかしたら友人に対して、そんなイライラを感じたことはありませんか?(私の経験談 笑)
実はその多くは、「言ったこと」ではなく、「伝わったこと」が違うから起きるんです。
伝達がうまくいってないんですよね。
つまり、やってほしいことが正確に伝わっていない…。
それって、相手の理解力の問題ではなく、「言語化のズレ」から生まれています。
言語化って、そんなに難しいこと?
「言語化」というと、すごく高度なスキルのように感じるかもしれません。
なんか難しそう…って思っちゃいますよね。
でも、日常レベルで考えると「頭の中にあるモヤモヤを、相手に伝わる形にすること」なんです。
たとえば—
- 「もっとちゃんとして!」よりも「玄関の靴を並べてほしい」
- 「家事を手伝って!」よりも「夕飯の皿を洗ってもらえると助かる」
こうやって、具体的に言い換えるだけで、驚くほど伝わり方が変わると思いませんか?
「ちゃんと」「すぐ」「いい感じ」などのあいまいな言葉を、具体的にして欲しい行動レベルにまで落とし込むこと。
それが、言語化の第一歩です。
なぜ言語化は難しいのか?
理由はシンプル。
自分の頭の中ではすでに完成しているからです。
たとえば、自分の中で「家が片付いている状態」のイメージはハッキリとありますよね。
✔️ テーブルの上の「食べた後の食器」がちゃんと洗って棚にしまってある状態(あるいはとりあえずシンクに置くでもOK)。
✔️ 床にはゴミ一つ落ちていなくて、きちんと掃除機がかけられている状態。
✔️ ソファーにはふっくらしたクッションがお行儀良く並んでいる状態。
でも、その“完成図”を相手は知らないんです。
それなのに「片付けておいて」とあいまいに言ってしまうから、相手は「どの程度?」「どこを?」「いつまでに?」がわからない!
結果、「やってくれたけど違う」「結局自分でやる羽目に…」となり、モヤモヤが募っていくのです。
なぜ私が言語化の話をしているのか
ずいぶん日常的な話をしてしまいましたが、私がこの「言語化」の話をしているのは、お仕事でとっても大切だからです。
私も日常レベルでは、あいまいなお願いを家族にしてしまって、結果に満足いかずイライラしちゃうことはよくある(笑)。
でも、お仕事では、それが「まあいっか」とならないことが多いですよね?
❶私は特にアロマやハーブをからだやこころの健康のために使うというメソッドをお伝えしています。
だから、「誤解して伝わる」=「健康に害する危険がある」ので一大事なのです!
❷セミナーなどの募集をしているときでも、こちらの「つもり」が伝わってなければ、クレームや不信感につながります。
「お申し込みください!」と言っただけで、「どこでどうやって?」が分からなかったら、お申し込みしていただけません。
❸そもそも私が何をやっているのかをうまく伝えられなければ、「何かやってる人」というよくわからない人物像としてその人の第一印象に刻まれてしまいます。
よくわからない人を選びませんよね?
だからこそ、きちんと「私が言いたいこと」と「お客様が思ってくださること」が一致しなければならないのです。
言語化がうまくなるための3ステップ
ということで、言語化、どうしたらうまくなるの?をお話ししたいと思います。
ちなみに私、大学生の頃から予備校で「論文講師」をやっていました。(5年くらいやってました)
その頃からずっとアートマガジンのライターもやっています。
(つい最近出た記事、ご興味があったら読んでみてください。AIの展覧会の話なので、難しいかもしれませんが、でも文章は簡単なので大丈夫です!このAI時代、ちょっと知っておくと面白い展覧会でしたよ)
ブログは今、週に3回、1000本以上書いてますし、メルマガも250通書いています。
先日も1日に30通のお知らせを書いていましたー!!!
もう毎日毎日文章を書いているので、いい加減「言語化」はできるようになりました。
そんな私が言語化で「これやると上達するよー」というのをお伝えします。
書きまくってる私が断言します!
言語化はセンスではなく、練習で上達する技術なんですよ。
日常の中で、少しずつ鍛えることができるから、やった人とやらない人、差がつきますよね!
① 徹底的に具体化する
「いい」「ちゃんと」「早めに」などの抽象語を、行動レベルに置き換えましょう。
「玄関をちゃんとしておいて」→「玄関の靴を靴箱にしまって、スリッパも揃えておいて」
お仕事でも同じです。
「とりあえず、なるべく早くやっといて」→「何月何日までに、何ページの何をこの形でエクセルの表にいれておいて」
デキる人は、仕事の指示も明確で、相手に迷わせる隙を与えていないはずです!
② 感情を添える
ただ指示を出すだけではなく、「なぜそうしてほしいのか」を伝えると、相手の納得度が上がりますよ。



「帰ってきて靴が散らかってると、疲れてるときに余計にイラっとしちゃうの」
そんなふうに言われたら、ちょっと気をつけようと思いませんか?
ここで相手をイラっとさせたい人はいませんよね!
こういう感情を言うのは“わがまま”ではなく、“お願い”なんです。
③ 言葉にする前に整理する
「私は何を伝えたいんだろう?」と考えてから喋りましょう。
自分の中でモヤっとしているときは、まずメモに書き出すのがおすすめです。
特にイラっとしてるときって、どんどん暴走して、何に怒っているかわからなくなりますよね?
感情がプラスされると、他のイライラしていることを思い出しては、怒っていって、大激怒につながります!
(女性に多いんですよね。過去のことまで掘り起こしてついでに怒りだすパターン 笑)
書くことで、自分の考えが見える化されますよ。
頭の中の“ぐちゃぐちゃ”を整理する作業こそ、言語化トレーニングになります。
これ、私が文章を書くときは今でもやっています。
といってもブログとかではもうやっていません。
なぜなら、今はトレーニングされて、頭の中で瞬時に「ゴール」や「構成」ができるから。
でも、先ほどの記事は美術業界の専門家(評論家とか)が読むので、すごい気を使って何度も「伝えたいこと」を書き出しています。
どうでしょうか。参考になりますでしょうか。
お仕事がうまくいかないときは…
今、アロマやハーブのお教室をやっている方、自宅サロンをやっている方のビジネスサポートをしています。
その中で「うまくいかない原因」が言語化にあるなーと思うことが多々あります。
もちろんその人がダメなわけはなくて、日本語での意思疎通ができるなら、これまで何の不自由も感じていないはずなので、まさか「言語化ができてない」と気づいていないのですよね。
でも。お仕事って日常とは違う別の「言語化」能力が必要なんですよね。
❶自分のしていることを、冷静に客観視していかなくてはなりません。
❷自分の仕事のよさ(他の人と違うところ)をアピールしなくてはならないんです。
そう。みなさん謙虚なので「私なんて…」と自己アピールができない。
これ、本当にもったいないのです!
お仕事が順調な人は「誰に対して何を言ったらいいか」が自然にできています。
だから、はじめましての人にもすぐに覚えてもらえて、すぐにお仕事につながったりする。
私もこれまでたくさんの有名企業のお偉いさんにお会いしていますが、自己紹介から違います。
ということで、誰でも”きちんとした”自己紹介ができれば、あなたの魅力は伝えられるのです!
“きちんとした”とはTPOに合わせた、と言ってもいいかもしれません。
11月に、年に1度の日本セミナーをするのですが、そこで「ビジネス目線で自己紹介を作る」ワークショップをします。
言語化のコツをお伝えした後、実際にインスタグラムのプロフィールを一緒に作っていきます。
インスタはプロフィール設計が重要で、ここでフォローするかしないかを決めるんです。
実際のあなたは魅力的ですが、それをあの少ない文字数に効果的にアピールするのは結構難しく、みなさん悩みます。
だからこそ、ワークショップに参加するだけで、あなたのプロフィール欄が素敵に完成しちゃう時間にしました。
✔️ 言語化が苦手な人
✔️ 自己アピールが苦手な人
✔️ お仕事でフォロワー数を増やしたい、お客様を増やしたい人
年に1度しかできないリアルセミナー(Zoomもあります)ですので、ぜひご参加くださいね!











