こんにちは。”40歳からのあなたの人生を再定義する”アロマトローグ・自然療法士のTomomiです。
あなたは本を読むのがお好きですか?
わたしは好きです。でも、圧倒的に小説よりも実用書を読みます。
きっと、息抜きとしての読書ではなく、知識を頭に入れたいんでしょうね。
最近面白かった1冊
今回お話するのは山口周さんの『人生の経営戦略-自分の人生を自分で考えるための戦略コンセプト20-』
どうですか?読みたいと思いましたか?
このブログを読んでくださっているあなたは、多分「面白くなさそう」「難しそう」と思ったのでは?
経営とか戦略とか、人生にまでそんな考え方を持ち込みたくない、と思うかもしれませんね。
わたしもそう思います。だから「あえて」読みたかったんです。
山口周さんってだあれ?
実は、この方の本、結構好きで何冊か読んでいます。
ここ数年、ネットでよく名前を見かける山口周さん。
わたしが知ったのは『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』という本でした。
わたしが知る限り、フランス人はフツーの人でも美術館に行ったり、映画を見たり、本を読んだり、文化への造詣が深い。友人と話していても、すぐアートの話になります。
だから、お仕事ができるエリートたちもまた、美意識を鍛えているのは納得です。
わたしがずっと美術を学んできたからなのですが、一方で日本では美術・芸術・文化というと、途端に苦手意識を持つ人が多いんですよね。
なので、わたしも「年齢を重ねるごとに美しくなっていく女性」には、「美意識」であるところの文化にもっと触れていただきたいな、と思って、この本を手にとったのです。
哲学とビジネス、両方を極めた異色のキャリア
山口さんのキャリアの面白さは、「哲学」と「ビジネス」、一見まったく関係なさそうな2つを自在に行き来しているところなんです。
慶應義塾大学 文学部 哲学科を卒業されたのち、MBAを取得。
そして、電通に入社・クリエイティブな仕事⇨コンサル企業で経営戦略の世界へ⇨人材開発の分野のスペシャリストへ
と、「人・組織・戦略」すべてに精通したビジネスパーソンでもあるんですね。
その後独立され、単なるビジネス理論ではなく、「哲学・アート・美意識・倫理」といった、これまでビジネスの文脈で語られなかったテーマをどんどん取り入れているのが面白いんですよね。
彼の考え方の中で
- 「美意識こそ、これからの経営に必要な力だ」
- 「AIに奪われないのは、意味を考える力」
- 「正解探しではなく、納得探しの時代」
といったものが、わたしは好きです。で、今回の1冊は…
『人生の経営戦略』ってどんな本?
一言でいうと…
という本です。わたしたちの一生を、会社の成長に重ね合わせているのが面白い。例えば…
1. 人生は会社より難しいプロジェクト
会社の戦略はみんな真剣に考えるのに、自分の人生はなんで“ノープラン”で突っ走ってる人が多いの?と疑問を投げかけています。
これは、カーナビ無しでドライブしてるようなもので、迷子になるのは当たり前なんですよね。
もし「なんかうまくいかない」「やりたいことができなくてモヤモヤする」と思ったら、「プランニング」するといいですよ!
2. 「成功=正解」じゃない
世間で言う「成功」――お金、名誉、出世――って、本当にあなたにとって“正解”ですか?という問いもわたしが好きなポイント。
たとえば…
- 「みんな結婚してるからしなきゃ?」
- 「正社員にならなきゃいけない?」
- 「30代はキャリアアップする時期?」
といった「常識」や「空気」に流されると、自分が望んでないレールに乗って、気づいたら全然楽しくない人生になってしまいますよね。
どんな人も個性を持った異なる人間です。
子供の時だって、成長が早い子がいれば遅い子もいました。
だから、その後の人生の成長だって、早くに自分の居場所を見つけて輝く人もいれば、晩年になって巻き返す人もいていいのではないでしょうか?
誰かに「あの人輝いているね」と言われるために生きているんではありません。
自分で「楽しい人生だった!」と思えることが大切!というか、それだけでいいんです。
3. 戦略=“捨てること”から始まる
経営戦略って、実は「やらないこと」を決めるのがとても大事なんだそうです。
人生も同じで、
- みんなと比べて焦るのをやめる
- 親の期待を手放す
- SNSでキラキラ投稿を見ない
みたいに、“捨てること”が人生の質を上げる近道だと教えてくれます。なるほど!
- 「みんなと同じ」で疲れる日々にストップをかけられる
- 自分にとっての“本当の幸せ”を考えるきっかけになる
- 「正解を探す」人生から、「納得を積み重ねる」人生へシフトできる
この本はそんなふうに、素敵な人生を歩むために有意義な考え方を教えてくれるんです。
もしあなたが「これからが不安…」「今のままでいいのかな」ってちょっとでも思ってるなら、この本は「視点を変えるきっかけ」になるかもしれません。
ただ、書き方はとても経営者的でとっつきにくいかもしれません。
会社経営について少しでも知識があれば、わかるのですが、そういう専門用語もあるので難しく感じるかもしれません。
でも、わたしはビジネスについても興味があるので、それと人生をなぞらえているのが、両方勉強になって楽しく読むことができました!
知らないことを知り、新しい視点で世界を見ていきたい!という方にはオススメです。
ご興味あったら読んでみてくださいね♡

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